こんにちわ。
刑務官で10年、警察官で10年働いていたライアンです。
警察官とか刑務官になりたいけど、受かるか不安なんだ。
独学でやるか、予備校に通うか考えてるんだけど、どっちがいいかわからないよ。
受験生あるあるやな。
結論は、どっちでも合格できるからどっちでもいいと思うわ。
ただどっちにしても、メリットとデメリットがあるからよく考えて選択せんとあかん。
学生や社会人の人で警察官、刑務官を目指そうと決めたものの独学で本当に合格できるのか不安、予備校等に通うのもお金がかかりすぎるので、結局どちらがいいか迷っている人は多いです。
結論から言うと、独学または学校に通うのどちらを選択しても合格できるので自分の好きなほうを選択してもいいです。
ただ学生や社会人にしても、自分の現在の状況が違うので選択するのは難しいです。
そこで今回は、独学または専門学校等に通うことのメリット・デメリットを解説します。
こんな方に読んでほしい
・学生や社会人で警察官や刑務官採用試験に合格したい人
・独学がいいのか、予備校等に通ったほうがいいのかわからない、迷っている人
この記事を読むことで、自分がどちらを選択して採用試験の合格を目指すといいのかわかるようになります。
試験自体はすぐ終わるけど、結果がわかるまで半年程度はかかってしまう。
学生も社会人も時間は大切だからこそ、慎重に選ばなあかんで。
独学で合格を目指すメリット
費用がかからない
自分で必要な教材だけを揃えるだけでいいので、費用はかかっても3千円から2万円程度で済みます。
その程度の金額だと失敗しても致命傷にはならないので、社会人や学生ですべり止めで受験する人には手軽に挑戦できます。
僕が独学で勉強していたときは、市販の参考書5冊程度を使いまわしていました。
刑務官も警察官も出題数の多い科目が決まっているので、その科目だけをひたすら勉強していましたが、正直、今でもその勉強方法で合格できます。
自由な日程で合格に必要なことだけできる
試験合格に向けて自分のペースで勉強できるので、無駄なく進めることができます。
僕は勉強が嫌いなので、短い期間で必要な科目だけに絞って勉強していました。
僕が社会人で独学で合格した時は、結婚をしていたのでお金を稼ぐ必要もあり
・出勤前に1~2時間勉強
・9時から18時まで仕事
・退社後1~2時間勉強
というのを2か月くらい続けて合格しました。
その時は大変でしたが、特に仕事をしつつ勉強でも問題なく合格できました。
余計な人間関係がない
専門学校や予備校の人間関係がなく、勉強以外の余計なことを気にしなくてもいいです。
独学で合格を目指すデメリット
質問や相談ができない
初めて採用試験を受験する場合は、わからないことだらけです。
ネットだけで情報を集めるだけでは、本当に合格できるのか、正しい勉強法なのかなど不安になっても解消しにくい場合も多いです。
僕が独学で勉強していた時も、いつかは合格できると自分を励ましてはいましたが、心の中では常に不安と戦っていました。
僕は必ず合格して安定した給料を手に入れて、妻を安心させたいという一心で勉強を続けていましたが、質問や相談ができない不安はとても大きかったです。
モチベーションが維持しずらい
まずは一次試験合格を目指しますが、最短で一次試験を合格する方法は、ただひたすら過去問を解くことです。
過去問を解くだけというシンプルすぎる勉強法だけに、一人だけだとさぼりがちになる人も多いです。
僕も一緒に勉強する仲間がいなかったので、仕事終わりの疲れも重なり、寝てしまったり勉強がはかどらないこともありました。
面接試験の対策が難しい
面接の一番大切な練習は模擬練習につきます。
両親や友達に模擬練習を頼める環境にあればいいですが、頼めない人もいるのでその場合は一人で面接の練習することになるので確実に不利になります。
僕は面接練習を妻にやってもらって自信をつけていましたが、一人だと頼む相手もいないので自信をもって面接に挑めなかった思います。
独学に向いている人
記事を見たら、独学で合格できるか不安だよ。
どんな人が独学に向いているの?
お金をかけたくない人や勉強に自信がある人、すぐに合格できなくてもいい人は独学でいいと思うで。
ワイも刑務官は独学で合格したし、そもそも警察官と刑務官になるのにそこまで時間とお金をかけんでもなれるんや。
予備校等に通って合格を目指すメリット
勉強に集中できる
強制的に同じ受験生と一緒に勉強をする環境になるので、モチベーションが上がらない時ややりたくない時でも勉強をすることができます。
細かい疑問を解消することができる
自分で細かく調べなくても、最短で試験合格に向けて勉強方法や面接試験の合格方法を知ることができます。
また先生や同じ受験生にわからないことを直接聞けるので、すぐに解決できます。
周囲の公務員試験の情報を得ることができる
周りが受験生ばかりなので、試験の併願状況や合格状況を知れたり、どの受験生のレベルだとどの程度の試験に合格できるのか知ることができます。
合格者から勉強方法や取り組み方など、直接詳しい話を聞くことができます。
一緒に面接の練習をすることができる
先生や受験生同士で、自由に面接練習をすることができます。
お互いに練習をしているので、周りのうまい話し方やコツなど学ぶことができます。
予備校学校等に通って合格を目指すデメリット
費用が掛かるが、必ず合格できるとは限らない
専門学校や予備校に通うのに
・専門学校は60~100万円程度
・予備校は20~30万円程度
と大きな金額が必要になります。
この金額を払っても、合格できない人もいることを知っておきましょう。
自分の思っていた環境と違う場合がある
やる気をもって入学したまではよかったですが、学校でも
・公務員試験を諦めて、民間企業に就職する人もいる
・講師が詳しく教えてくれない、真剣に対応してくれない
などのやる気をそがれることも多々ある場合もあります。
また、学校内で友達ができなかったり、講師が合わなかったりすると周りの目が気になって勉強できなくなる場合もあります。
単位を取得するだけの無駄な勉強をさせられる可能性がある
予備校だったら卒業しないといけないので、公務員試験と関係ない勉強もさせられることもあります。
学校の行事に参加させられることもあり、時間を削られるのでストレスになります。
年齢制限で受験回数が少ない人、最短で絶対に合格したい人とかは学校に通ったほうがいいな。
お金はかかるけど、採用後の冬のボーナスですぐに元が取れるで。
自分の状況に応じて最適な方法を選択しよう
今回は刑務官、警察官になるために独学または予備校等に通うことのメリット・デメリットについて解説しました。
独学と予備校等に通うことのメリット・デメリットは以下の通りです。
〇独学のメリット
・費用がかからないので、気軽に受験できる
・自分のペースで、必要な科目だけ無駄なく勉強できる
・講師や受験生との人間関係がないので、気にしなくてもいい
〇独学のデメリット
・質問や相談ができないので不安になる場合もある
・一人で勉強を進めるので、モチベーションが維持しずらい
・面接試験の対策が難しい
〇専門学校、予備校のメリット
・同じ受験生と一緒に勉強するんで集中できる
・自分で調べなくても、ある程度疑問を解消することができる
・周囲の受験生の併願状況や合格状況をしることができる
・一緒に面接の練習をすることができる
〇専門学校、予備校のデメリット
・費用がかかるが、必ず合格できるわけではない
・自分の思っていた環境と違う場合がある
・単位取得などの無駄な勉強や行事に参加させられる場合がある
これらの内容を確認しておくことで、安全に採用試験合格に向けて計画を立てて進めることができます。
なるほどね。
社会人なのか学生なのかによっても、選択が変わってくるね。
そうなんや。人によって最適解は変わってくるんや。
みんな知らん分野やから、学校に通うのがいいと思われがちやな。
受験生の中には、専門学校とか予備校に通わないと合格できないと思い込んでいる人も多いですが、実際は社会人で独学で合格する人も多いです。
また実際に、警察官と刑務官の採用試験のレベル自体は公務員試験でも低いので、高校生で少しの勉強だけで合格できた、社会人でも仕事の合間の勉強で合格できたという人もいます。
その他にも
・正社員で働きながら、運よく受かっていればいい
・一度の受験で合格を目指していない
・民間企業のすべり止めで受験している
という人も多数います。
採用試験自体は何度落ちでも不利にはならないので自分の経済状況や生活環境に応じて選択してください。
どの選択をしても、皆さんに後悔がなくいい結果となるよう応援しています。
以上、ライアンでした。
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