こんにちわ。
刑務官で10年、警察官で10年働いていたライアンです。
刑務官になったけど、想像以上に仕事がきついよ。
先輩からも怒られるし、仕事も教えてくれないし、もう辞めたいよ。
そうなる気持ちもわかる。
でも簡単に退職するのはもったいないかもしれへん。
この機会に転職を考えてみるのもいい経験やで。
採用試験に合格してせっかく刑務官になったものの、人間関係や仕事が思っている以上にきついと感じてはいないでしょうか。
いざ刑務官になって
・初等科研修が終わって、施設に戻って実際に働いて違和感を感じた
・夜勤を数年続けて、このままでいいのかと思っている
・一生刑務所で働くのは、もったいないと思っている
実際にこう感じる人は、とても多いです。
結論を言うと、刑務官人生が全てではないので、転職して別の人生を歩んでも正解です。
ただ退職してから次の仕事を考えると、実は刑務官の待遇のほうがよかったと後悔することもあります。
そこで今回は、刑務官を辞めたいと感じている人がとるべき行動について解説します。
この記事でわかること
・刑務官の仕事は普通ではない
・必ず退職前に転職活動をしたほうがいい理由
・先に逃げ道を作っておいて、どうするか考える
刑務官を辞めたくなった人は、周りはできているのに自分だけができていないという思い込みにかられて、辛くなる人も多いと思います。
しかしそんな考えこそが、間違った思い込みである場合もありますので、ぜひご覧ください。
刑務官は普通の仕事ではない
刑務官になると刑務所で働くようになりますが、働く相手は受刑者になります。
受刑者の中には、これまで刑務所で5回服役していた人や、10回服役していた人がざらにいます。
1回の服役では、大体1年から3年の期間を刑務所で生活する人が多いですが、人生の大半を刑務所で生活しているような人にあなたは会った経験がありますか。
そんな人と毎日一緒に歩いたり、風呂に入るのを見たり、体の検査をして面白いはずもありません。
受刑者の作業を監視するだけが刑務官の仕事や。
ワイはやりがいなんか、ほぼ感じたことなかったで。
しかし刑務官しか経験したことがない人は、これが普通の仕事と思ってしまいます。
刑務官を続けている人は仕事が楽しい、やりがいがあるから続けているというよりも
・家族がいるので、生活のために働いている
・若い時にお金を貯めたいから、一時的に働いている
・国家公務員で辞めるのがもったいないので続けている
という人がほとんどなので、辞めたいと考えるのは普通です。
社会ではやりがいのある楽しい仕事もたくさんあるので、まず刑務官は面白い仕事ではないので、辞めたくなって当たり前であることを認識しましょう。
必ず退職前に転職活動をしたほうがいい理由
退職した後に就職活動を始めてしまうと
・なぜ安定した公務員を辞めたのだろう
・刑務官の時に何か事件や失敗を起こしてしまって辞めたのではないのか
・退職後の生活のことを何も考えていないのではないのか
ということを採用担当者から疑われてしまい、必ず就職活動で不利になるので、退職前に転職活動を行いましょう。
退職前であれば、採用面接のときにパワハラや人間関係がひどいなど、退職理由をうまく説明することができます。
また刑務官を続けるうちに、仕事に慣れてきて楽に感じたり先輩や同僚と仲良くなって、もう少し続けようと思う場合もよくあります。
先に退職してしまうと、すぐには刑務官への復職はできなくなる。
転職活動は無料やから、隠れてやったらええんや。
公務員に転職をする場合
刑務官在職中でも、警察官や消防士、自衛官に採用されることは可能ですし、採用された人もいます。
中には勉強時間を作りたいという理由から、退職してから採用試験を受験する人もいました。
しかし先に退職をしてしまうと、採用担当者からは確実に不祥事か何か問題を起こしたと疑われるので、できる限り現職のまま採用試験を受験しましょう。
どんな公務員でもいいという人は、公務員試験はできる限り併願受験をしたほうがいいので、以下のサイトで検索をかけると全国の試験情報をわかりやすく調べることができます。
採用されたいところがあるのであれば、一発合格を目指すことなく何度も根気よく受験したほうが合格率は確実にあがります。
民間企業に転職をする場合
まずは転職サイトに登録だけしましょう。
転職サイトは
・無料で利用できる
・5分で簡単に登録できる
・スマホですぐに情報収集をすることができる
というメリットがあります。
転職を考えるなんていつでもできると考えがちですが、精神的や体力的に追いつめられるとなかなか行動することができません。
勤務で職員から怒鳴られて精神的に追いつめられたり、夜勤や日勤で休みが削られてしまうと、転職活動はおろか、転職サイトに登録する気力すら無くなってしまいますので、まずは転職サイトに登録だけでもやっておきましょう。
転職サイトを利用することのメリット
他の職業の給料や休日といった待遇や仕事内容を知ることができる
刑務官で夜勤をやっていると普通になっていますが、刑務官の待遇は思っている以上に良いです。
夜勤の手取り額は大体自分の年齢前後貰えますし、官舎に住んでいると家賃が無料になります。
こう考えると実質の給料も高くなるので、他の職業との給料の差を考えるのも大切です。
またその他にも
・休日はしっかりととれるのか
・どんな仕事内容なのか
・転勤はあるのか
など刑務官と比べて、現実的に生活していけるのかを検討することができます。
他の職業と比べることで刑務官の良さを知ることもできるで。
民間企業は思っている以上に厳しいところもある。
刑務官以外でも働くことができるということがわかる
刑務官になった人は民間企業で働いた経験がない人や資格を持っていない人も多いので、転職できるのかと悩む人も多いです。
民間企業に転職した僕が結論を言うと、誰でもやっていけます。
・高校や大学を卒業した人は何か経験をしているのでしょうか。
・銀行員や証券会社で働いた人は、それ以外のことは何か経験しているのでしょうか。
ほとんどの人が自分が経験した仕事以外のことは、パソコン操作など多少生かせることはあってもみんな未経験には変わりはありません。
転職サイトには無数の仕事があります。
刑務官という公務員試験に通過したことや、法律にしたがって仕事をしてきたことは必ず別の仕事にも生かせますので、自分に自信をもってください。
ワイも最初は自分にはなんもないと思ってたわ。
でもそんなことないし、行動力さえあればどこでもやっていけるんやで。
開き直って今の仕事を続けることができる
転職サイトに登録すると
・自分の希望する条件にあった新規求人
・転職可能なおすすめ求人
の情報が勝手にメールで送られてくるので、見ているだけでも自分の可能性が増えていきます。
転職サイトを使うことで、自分の条件に合った求人をたくさん知ることができるので、いつでも転職できると思えるようになります。
他の職業に転職することができると知ることで、仕事での不安が少なくなって、失敗を恐れずに仕事に取り組むことができます。
選択肢を作って、行動する。
今回は刑務官を辞めたいと感じている人がとるべき行動について解説しました。
刑務官を辞めたいと感じた時に行う行動は以下の通りです。
・刑務官は普通の仕事ではないと認識する
・どんな職業に転職する場合でも、必ず退職前に転職活動をする
・転職サイトに登録して他の仕事の待遇を知って、転職するのかもう一度考える
これからの内容を行うことで、退職せずに安全に転職先を探せることや他の職業と待遇を比較して再検討することができます。
危なかった。
先に退職して、後悔するところだったよ。
退職は簡単やけど、退職後は絶対に戻られへん。
転職サイトに登録するだけでも、考え方が劇的に変わるで。
刑務官は特に仕事や人間関係が嫌になって、勢いで退職する人も多いです。
そこでよく聞くのが、そんなにすぐに退職するんじゃなかった、やっぱり後悔しているという意見です。
せっかく刑務官になったんでしたら、退職するときにも納得したうえで後悔のないように今後のことも考えていきましょう。
以上、ライアンでした。
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