こんにちわ。
刑務官で10年、警察官で10年働いていたライアンです。
警察官の筆記試験を通過したんだけど、身辺調査が心配なんだ。
昔、警察にお世話になったこともあったんだけど、大丈夫？
なるほど、あるあるやな。
いくら面接試験の練習をしても、身辺調査がだめやったら受からんからな。
結論はわからんのやけど、現場で1000人以上の警察官を見てきたワシが答えを教えるで！
警察官の採用試験には受験生の身辺調査があります。
身辺調査とは、警察官として働くのにふさわしい人物であるか、これまで生活してきた経歴や環境を調べることです。
この身辺調査に引っかかると、どれだけ試験で高得点であっても採用されることはありません。
それを聞くと不安になると思いますが、身辺調査は採用関係に携わる部署しかわかりませんし、公表も行われません。
このことから、誰にも身辺調査の内容についてはわかりませんが、実際に警察官に採用された人の経歴を聞けばどの程度の人が採用されているかはある程度わかるので、その点を踏まえて詳しく解説します。
この記事でわかること
・警察官の身辺調査が厳しい理由
・警察官の身辺調査で引っかからないケース
・警察官の身辺調査で引っかかるケース
厳しいようやけど、身辺調査に引っかかると絶対に合格できひん。
でもそれを知っとかんと、絶対に合格できないのに試験を受け続けてしまうことになるから、絶対に確認しといてや。
身辺調査のせいで警察官には合格できなくても、刑務官や他の公務員には合格できる場合も多いので、その場合は切り替えて他の公務員を狙いましょう。
警察官の身辺調査が厳しい理由
警察官の身辺調査は思っている以上に厳しいです。
その理由は、警察官の仕事は国民の安全を守ることなのに、その警察官が暴力団組員や海外のスパイなどと繋がっていたらどうなるでしょうか。
警察内部から捜査情報や個人情報を抜き取られてしまい、事件の捜査に支障が出たり犯罪に利用されたりと他にも様々なリスクがあります。
そのため、採用時にフィルターの役割として身辺調査を行っています。
身辺調査は家族にまで及ぶで。
これもいろんなリスクをなくすためやから、仕方ないな。
刑務官の身辺調査で引っかからないケース
私は10年以上警察官として働いていましたが、警察官には以下の人がいました。
働いているということは身辺調査を通過したということなので、参考にしてください。
親、自分が離婚している
親や自分が離婚していても関係ありません。離婚している人は意外といます。
元風俗嬢、元ホスト
前職の内容は全く問われません。
交通違反者
交通違反をしていることは確実にばれています。面接時に質問されたときに、嘘をつかなければ問題なく採用されます。
借金がある【自分または家族】
借金があっても採用されます。採用後にも上司から借金の有無を聞かれますが、借金があっても計画を立てて返済するよう言われるだけです。
元公務員、現在公務員
過去に公務員だった、または現在公務員であっても採用されます。
元刑務官や元自衛官は特に多いです。行政職から警察官になる人もいます。
宗教関係者
仏教、キリスト教、天理教などの宗教を信仰していたとしても問題ありません。
創価学会に加入している人もいました。過去に新聞などに載るような事件を起こした宗教団体やカルトと呼ばれるようなものでなければ問題ありません。
警察から少年補導を受けたことがある
喫煙、深夜徘徊、飲酒など警察から補導されていても問題ありません。少年補導を受けていることは確実にばれているので、採用面接で質問されたときに嘘をつかなければ問題ありません。
少年補導とか交通違反はよくあるで。
そのくらいなら、全然問題ないで。
警察官の身辺調査で引っかかるケース
次は身辺調査に引っかかるケースを解説します。
両親や親戚が暴力団組員、周辺者である
両親や親戚が暴力団組員や周辺者である場合は採用されません。自分には関係ないことかもしれませんが、警察組織では情報を握られています。
両親や配偶者が外国人
採用前に、両親や配偶者が外国人という人はこれまで会ったことはありません。
採用後に外国人と結婚した人はいましたが、遠いところに左遷されていました。
大きな声では言われませんが、警察組織からは外国人は避けられています。
過去に犯罪、事件を起こしたことがある人
自転車泥棒、万引きなど軽微な犯罪を起こして採用された警察官には会ったことはありませんでした。
また噂でも聞いたこともないので身辺調査で引っかかっているため、不採用になっていると考えられます。
そもそも受験資格がない人
受験案内に欠格事項の欄がありますが、その下に※次のいずれかに該当する者は受験できませんと記載があります。
欠格事項に該当する人は受験もできませんので参考にしてください。
１．日本の国籍を有しない者
外国籍の人です。
２．禁固以上の刑に処され～
犯罪を犯していて、懲役刑や禁固刑で刑務所に入っていた人のことです。
３．政府を暴力で破壊することを主張する政党その他の団体を結成し、または加入した者
「暴力、政党」などで検索すると出てくるような政党に加入している人
これらに該当するような人は身辺調査以前に受験することができませんし、仮に受験することができても身辺調査に引っかかり採用されることはありません。
ここは大事やから、ちゃんと見とくんやで。
まとめ：警察官の身辺調査は思っている以上に厳しい
今回は警察官の身辺調査について解説しました。
警察官採用試験の勉強をすることは大切ですが、身辺調査に引っかかってしまっては合格する可能性はほぼありません。
この記事を参考にして、身辺調査に引っかかることがないのであれば、安心して勉強を始めてください。
交通違反とか少年補導とか心配だったんだよ。
これで安心して試験を受けることができるよ。
身辺調査は重要な情報やのに、正解がわからんから不安になるな。
でもこんだけ例をあげたら、自分が大丈夫かわかると思うから参考にしてや。
解説のとおり、警察官の身辺調査は思っている以上に厳しくなっています。
ただこの身辺調査をクリアしてしまえば、採用試験自体は公務員の中でも合格しやすい試験なので、勉強方法さえ間違えなければ短時間で合格することも可能です。
また身辺調査に引っかかってしまったからと言って、落ち込んでいても仕方がありません。
中には警察官になれないので刑務官や自衛官になって、人生を楽しんでいる人もたくさんいます。
これからの人生も、持っているもので勝負するしかありませんので、できる限り前向きに進んでいきましょう。
以上、ライアンからでした。
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